ティアと梅元さんには絆と呼べるお魚があります。
梅元さんの会社がある長崎の茂木の港には200隻を越える漁船いて、
長崎でも有数の魚港です。
しかし、近年漁獲も大きく減り、後継者の問題もあって、以前と比べて、
決して恵まれた漁業環境にはないのが現状のようです。
網にかかってしまう小さな小魚は、魚市場では流通できず、
選別する手間も加工する手間もないので、陸揚げする前に
船の上から捨ててしまっているという話しを以前、
梅元さんは漁師さんから聞いていました。
そのぴちぴちと跳ねるほど新鮮な小魚にも、命は宿り、
命には決して無駄のものなどない。
梅元さんにしか出来ない干物を創ってみませんか。
という、元岡社長との話の中で、
梅元さんは迷うことなく、一夜干しにすることにしました。
が、漁師さんから分けて頂いた小魚は、海のごみや、ヒトデや石ころ等と
入り混じり、どれが魚かわからないほどでした。