©ティア長崎銅座店 2019

Vegetables

お野菜

ティア長崎銅座店では長崎県の生産者の方々を中心に、九州各地より届けていただいたお野菜を使用しております。

・雲仙市吾妻町 - 岩崎政利さん

・雲仙市瑞穂町 - 芳澤さん

・雲仙市国見町 - 竹田かたつむり農園 竹田さん

・諫早市 - びわの木農園 鳥山さん

・吉井町 - サンテック井手さん

・熊本有機の会さん

岩崎さんは有機農業に向いた種を求めていくうちに、自家採種にたどりつきました。

自家採種とは自分で種を採ること、という意味です。
 

種とは、野菜自らの本来の姿を種の中に残し、毎年ほとんど変わらぬ姿として伝えていくものです。
そんな野菜とは、だいたいがその地方の中で長年生きてきた、在来種固定種なのです。 

自家採種では自分が栽培した作物の中から優良な株を選び、種を採って次の播種用として使います。

えっ、これって当たり前のことじゃないの?

と思われがちですが、実際は、ほとんどの生産者が種苗会社から種や幼苗を購入して、播種・定植し栽培しています。 

今の市販の種は交配種が多く、その野菜から採った種からはバラバラな姿の野菜しかできません。

 

実際は、種苗会社が力を入れて開発した交配種が非常に収量が多く、見ばえもよく、よくそろい、日持ちもよく、耐病性もあり、つくりやすいものです。

そういう点では在来種や固定種は交配種に劣ります。

 

しかし、自家採種の野菜のほうが生命力が高く、食味が良いのです。

岩崎さんは30年前に農業を始め、農薬で体をこわしたのをきっかけに、20年前に農薬や化学肥料をできるだけ使用しない有機農業に変えたそうです。

さらに17年前に自家採種にチャレンジし、今では約15種類のオリジナルの野菜を出荷されています。

「1年目はうまくできるかすごく心配だったし、実際いいものができなかった。
でも2年3年とやっていくうちに少しずつ良くなっていき、4年目でやっと自信を持って種を蒔けるようになったんだ。 
種を残すことを考えながら野菜を育て始め、1個ずつの個体を見ていくと、1株ずつ違うんだということがわかる。 
種を採って初めて野菜と会話できるのではないかと思うよ。

このことに気づいてから、農業がますますおもしろくなってきたんだ」と話されます。

自家採種は、不安なく種が蒔けるようになるまで4年、その土地に定着し種が生きる、すなわち本当においしい野菜に育つまで10年以上かかる、という気の長い仕事です。 
でも毎年毎年、自分が選んで蒔いた種からどういう野菜が育つのかを待つ、ワクワクした仕事でもあるのだそうです。

ティアの食材